We Love Soaring

大空への誘い



誰もが幼い頃、一度はあの蒼い空を鳥のように自由に翔び回る夢を見たに違いありません。しかし、それは本当に夢なのでしょうか?何処までも晴れ渡った空を、自由に翔ぶことは、今なお夢なのでしょうか。そんなことはありません。それは誰にとっても、もはや夢ではないのです。

あなたの、そんな夢を大空に誘ってくれる翼こそ、グライダーです。グライダーは、かつて夢見た自由な空を、間違いなくあなたのものにしてくれると言って良いでしょう。グライダーの翼を駆り、大地を蹴って翔び立てば、そこには三次元の自由空間が広がり、あなたは白雲を追って無限の世界へと旅立てば良いのです。

幼い頃の夢を現実のものとしたいあなた、きっと「空」は、もっと身近なものに感じられるに違いありません。


1.グライダーって何?
2.グライダーって安全なの?
3.グライダーパイロットになるためには?
4.CAS(中国航空協会)って何?
5.どこで翔ぶの?
6.いつ翔ぶの?
7.どんなグライダーで翔ぶの?
8.お金はどれくらいかかるの?
9.入会手続き


グライダーって何?

グライダー(セイルプレーン)は、日本では「滑空機」と呼ばれています。文字通り、空を滑るように飛行することからこの名がつけられたようです。航空法上では、エンジンを持たないグライダー(上級滑空機)と、エンジンを装備したモーターグライダー(動力滑空機)に分けられますが、ここでは、グライダーについて述べることにしましょう。

グライダーの外見的特徴は、その長い翼にあります。現在世界で最も長い翼のグライダーの翼幅は、実に26.4mもありますが、これは航空自衝隊防府北基地の練習機T-3の3倍以上の翼幅となります。(T-3の翼幅は7.9m) 長い翼は、グライダーの性能向上のためには必須のもので、この長い翼によつて上昇風をつかみ、長時間の滑空が可能となるのです。動力を持たないグライダーは、うまく上昇風をつかんで翔べば、距離にして1,600km以上、高度15,000m近くまでの飛行が可能です。もっともこれは

世界のトップクラスのグライダーパイロットの記録ですが・・・

グライダーも飛行機です.翔ぶために必要な次の計器を搭載しています。
 ①対気速度計    (AIRSPEED INDICATER)
 ②高度計      (ALTIMATER)
 ③昇降計      (VARIOMATER)
 ④コンパス     (MAGNETIC CONPASS)
 ⑤ボールゲージ   (BALL GAUGE)
 ⑥ヨーストリンガー(YAW STRINGER)
 ⑦無線通信機    (RADIO)

これらの計器と人間の五感からの情報をもとに、操縦桿とラダーペダル、ダイブブレーキを操作して、グライダーを意のままに操るのです。

では、動力を持たないグライダーはどのようにして離陸するのでしょうか。これには2つの方法があります。一つは飛行機にワイヤーで引っ張ってもらう飛行機曳航。もう一つは、約1キロ離れたところに置いたグライダーにワイヤーを結び、これを一気に巻き取ることによって、タコのように引き上げて離陸させるウインチ曳航です。どちらも所定の高度に達すると、グライダー側からワイヤーを切り離し、その後は自由滑空となります。離脱高度は、飛行機曳航で普通600m、ウインチ曳航で400mから600mです。
 上空に上がってしまえば、もうそこは別世界。
 憧れの大空は操縦桿を握るあなたのものです。

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グライダーって安全なの?

グライダーは非常に安全な乗り物です。航空機のなかで最も安全だと言って良いでしょう。何故

なら

①エンジンがないので、エンジントラブルがありえない。
②構造、コントロール機構ともに実にシンプルで、故障が少ない。

③グライダーは、アクロバット飛行も可能です.華奢に見える機体も実に丈夫に出来ています。
④着陸速度が特に遅く(80km程度)万が一の場合でも安全に着陸出来ます。

⑤もちろん、最初は教官同乗なので安全管理はパーフェクトです。

 

グライダーは、れっきとした航空機であり、その運航に際しては、運輸省の厳しい耐空証明が必要です。
尚、CASでは創会40年間無事故です。

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グライダーパイロットになるためには?

A.クラブ会員になる。

誰も最初から空を自由に翔べるわけではありません。車の運転をしたい人が自動車学校に入学するように、まずは学校で飛行教育を受けねばなりません。グライダーの学校、それがグライダークラブです。グライダーパイロットになるためには、まずグライダークラブヘの入会が必要です。そこでは、グライダー飛行に必要なすべて=航空工学、航空気象、航空法の座学教育、機体の整備、そして操縦の実技教育を受けることが出来ます。

B 航空機操縦練習許可証(STUDENT PILOT CERTIFICATE)を取る

この許可証なしではグライダーの飛行練習をすることは出来ません。これは運輸省が発行するものですが、身体検査を受け、これにパスすれば誰でも発行してもらえます。身体検査は、普通の健康体であればまず問題ありません。もちろん眼鏡をかけている人でも全く心配ありません。

C.ライセンス(技能証明)を獲得する

A.Bの条件をクリアし、操縦訓練を重ねて、やがてソロ飛行(単独飛行)に出るようになったら、学科及び実技の国家試験を受け、これに合格するとライセンスを手にすることが出来ます。晴れてあなたはグライダーパイロット。航空人の仲間入りです。個人差はありますが、一応のメドとして、ソロ飛行まで10~12時間、約100回の飛行。ライセンス獲得まで40~50時間が必要です。

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CASって何?

CAS(CHUGOKU AVIATION SOCIETY=中国航空協会)は、(社)日本滑空協会に加盟するグライダークラブです。広島県以西で活動している唯一の社会人クラブで、創部40年の歴史を持っています。その目的は、会員の飛行技術の向上と会員相互の親睦を深め、我が国ジェネラルアビエーション普及に貢献しようというものです。三度のメシよりグライダーが好きという者ばかりの、アットホームなクラブです。現在会員数は約40

名、幅広い年齢層で構成され、山口、広島、福岡、島根の近県はもとより、遠く千葉、熊本、大阪等の会員もいます。

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どこで翔ぶの?

航空自衛隊防府北基地が私達のベースです。通常、滑空場は河川敷が多いのですが、私達のベースはれっきとした飛行場です。そのため離着陸帯ははるかに広く、それだけに安全です。

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いつ翔ぶの?

原則として毎週日曜日及び祭日です。現在第二土曜日も検討中です。

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どんなグライダーで翔ぶの?

CASが飛ばしているグライダーは次の3機です

PW6複座上級滑空機。初心者は、この機体で飛行訓練を受けます。

ビラタスB4(JA2222)スイス製の単座上級滑空機。アクロバット用機としても有名な機体です。

Ka-8は、メンバーの所有機で、単座の上級滑空機ですが、初心者から上級者まで楽しめる機体です。

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お金はどれくらいかかるの?

「空を飛ぶ=お金がかかる」と思っていませんか?確かに安いとは言えないでしょうが、そんなに高いものでもありません。ゴルフをされている方の出費に比べればはるかに安いと言えます。
私達CASの入会金、年会費、飛行料金は下のようになっっています。

(学生には特別割引制度あります、別途お問い合わせください)

入会金 40,000円 年会費 15,000円
飛行料金 3,000円/10分 
追加飛行料金 100円/1分

※なお、単独飛行達成後はソロ会員という扱いとなります。単独飛行達成後、1年以内に120,000円(分割納入可)をソロ会員負担金として納入していただくことになります。また、年会費は30,000円となります。飛行料金に違いはありません。


☆年会費は前納で3月31日が期限。初年度は入会月に応じて月割り。 飛行料、追加飛行料は活動参加日に支払います。

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入会手続き

入会のご相談、入会手続きは下記の事務局で行なっています。どうぞご遠慮なくご連格下さい。
〒754-1277 山口県山口市阿知須4856-19 
今津 太一
Eメール t-imazu@c-able.ne.jp

最後までお読みいただきありがとうございます。さあ、いかがでしょう。グライダーが身近なものに感じられるようになったでしょうか。入会すれば、あの蒼い空、白い雲はもうあなたのものなのです。ご連絡をお待ちしています。